のんびりごった煮っ記

のんびり雑多にやってま~す

「EQUALINE」で遊んでみた話

お盆休みが終わり8月も終わりへと近づき9月目前ですが一向に秋の足音が聞こえる気配を見せません。暑さ続く毎日ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
お盆休みも今もずっと家に閉じこもっていますが夏バテ気味になっている私です。

そしてお盆というとお盆期間の8月11日~15日の5日間、毎年恒例、半年ぶりのRTA in Japan「RTA in Japan Summer 2022」が開催、ライブ配信されました。私は開催毎に配信はリアルタイムで可能な限り視聴して楽しんでいます。

軽く「RTA in Japan」についての紹介を。
ゲームを開始してからクリアするまでの時間をリアルタイムで計測し競う「リアルタイムアタック(RTA)」の大規模イベントです。
ゲームのジャンルや種類は問わず、更に同じゲームでもレギュレーション(バグ技の有無や達成状況などの条件)により詳細に分けられ、凄腕プレイヤー達が最速で駆け抜けていきます。(RTAではプレイヤーのことを走者ということが恒例になっています。)
近年はコロナ禍という事もあり、オンラインの開催が続いていましたが今年は久しぶりのオフラインでの開催。観覧席との一体感、臨場感がライブ配信越しに伝わってきますし、やはりオフライン開催はいいですね。
知っているゲームはもちろんのこと、知らないゲームでも配信内で解説者の方による丁寧な解説があるため楽しむことができますし、何よりまだ見ぬゲームを知るきっかけにもなります。

今回開催された「RTA in Japan Summer 2022」で特に印象に残ったところというと今から記載する「EQUALINE」の他に、走者がひたすら喘ぎ声叫び声をあげ続ける「ドルアーガの塔」、ごく普通の鹿が高速で街を破壊しつくしハッピーエンド?へと一直線「DEEEER Simulator」、イギリスからリモート参加の走者さんが英語の勉強ソフトをプレイ、最大の敵は日本語「ゾンビ式 英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD」などなど。
今回開催された「RTA in Japan Summer 2022」はRTA in Japan公式のyoutubeチャンネルより、作成されたプレイリスト>RTA in Japan Summer 2022から視聴することができます。気になった方は是非!

さてさて長い前振りはこの辺りにして、ここからが本番。

「EQUALINE」について

Steamで販売されているPCゲームで簡単な算数ゲーム。
ベースとなる遊び方は3×3に表示される数字と記号のマスを一筆書きで通り、計算結果を画面左に表示される「TARGET」と同じ数にできれば成功。それを規定の回数だったり特定の条件付き、制限付きだったりをクリアしていきます。通った順に計算されていくため、足し算を通った後に掛け算を通っても足し算から順に計算されます。エンドレスモードもあり、こちらは時間制限内(正解毎に時間回復)に何問解くことができるか、己の限界に挑戦するモードです。
リアルタイムで配信を見ていましたが、走者の方早すぎる。問題見てたら次の問題が表示される。おかしい、ほんとおかしい。(褒め言葉)

もともと算数は好きな方ではあるので気になったし即購入。
してみましたが想像以上に難しい。備忘録兼ねて意識するべきことを書いていきます。
・ややこしくなるため掛け算は1桁×1桁のみにしています。また、考え方自体はほぼ同じになるため引き算を含む問題は取り上げていません。
・エンドレスモード序盤を想定しています。
・また問題は自作のためゲームに登場は多分しないかもしないです。

解き方の基本は「ターゲットに近い数字になるように掛け算してから、足し算引き算で調整」です。この辺りについては割愛。

○計算結果が変わらない「○×1」を経由する場合があることを意識

←画像1  →画像2

意外と見落とす。ターゲットが小さく、盤面に1が存在しやすいエンドレスモード序盤の敵。画像1のような小さい数字や同じ数同士の掛け算はわかりやすいですが、画像2のようにターゲットがやや大きくなり始めると厄介。問題として登場するかはわかりませんが先に足し算、引き算をした後に×1を通過するパターン、あったら嫌。

 

○全体、特に記号を見てターゲットに対して大きい数(小さい数)を作ってから調整するのかを最速で判断する

画像3

何を言っているのかわかりにくいですが、上の画像でいうと掛け算と足し算の記号しかないため「先に掛け算をしてターゲットより小さい数を作った後に足すパターンと掛け算(足し算した後に掛け算を含む)のみしかない」ということ。要するに「途中でターゲットより大きい数を作ることは絶対にない」ということ。
例えば上の画像の場合、ターゲットが40で足し算と掛け算しかないためパッと見で近い数字になる6×7=42は絶対に通らない、ということが記号を見ただけで判断できます。掛け算で解が40以下になり、近いものは順に「4×9=36」「6×6=36」「7×5=35」…と続きますが盤面の数字を見ると4はないし6も1つ足りない。7×5を通った後に+5を通ることができるためこれで40になります。
「記号だけを見て作る数字を絞る」ことを瞬時に判断できるようになると「大体どのくらいの数を作っていき正解に辿り着くのか」の目安になるとともに、近い数字を作ったのに実は検討外れだったなんてことを減らせると思います。

○掛け算前に足し算(引き算)を挟む場合に意識すること

画像4

先程は「7×5+5」と掛け算一回、その後に足し算一回でした。が、例えば上の画像のように7がない場合。7はないですが「3+4」で7を作った後に5を掛けて5を足せば先ほどと同じになります。実質、計算過程で足し算が1回増えただけですが一気に見えなくなります。(別解があるし別解の方が見つけやすいけど許して...)
この場合は「盤面上の数字同士のみの掛け算」をみた時に「5×4=20」「6×3=18」とターゲットからかけ離れている為「足し算した後に掛け算をする必要がある」ということがわかります。
足し算を先にする、とした場合、パッと見えるところから
・「6+5=11」
11に盤面のどの数をかけても40に近いのは33で7足りない、ルート上7を足すことは無理のため除外できますが一つずつ見てみます。
6を始点にして5を通ると11になった後に通れる掛け算は「×4」か「×5」。40以上になるため除外。逆に5を始点とすると11になった後に通れる掛け算は「×3」か「×5」。33になることができますが、その後足せるのは5か4のみで無理。
・「3+4=7」
4を始点にすると7になった後に通れる掛け算は「×5」か「×6」。おっ!一番近い42!ですが先述の通りターゲットより大きくなり−がないため除外。「×5」を通ると5を足すことができて40になる!終わり!となります。
(始点逆にしても成立しますね、別解何個あるんだこれガバガバ問題すぎやろ。ちなみに更に別解があります。嘘だろおい。)

別解(折りたたみ) ・「(4+3)×5+5=40」(先ほど記載の始点が逆の場合)
・「(5+5)×4=40」(多分これが一番簡単(何気に始点の5はどっちの5でもOK))
・「(3+5)×5=40」(ルートがジグザグだからパッと見気づきにくい)

 

○1桁同士の計算で答えが一桁と10になるもののパターンに慣れておく
これは問題の解き方というよりは数字に慣れよう、という話です。
端的にいうと「盤面上に存在しない1桁の数字を作り出すことができる計算式のルートを早い段階で見つけ出す」
上の例でいうと「早く3+4=7にたどり着けるように7を作れる1桁同士の計算式を刻み込む」ということです。
7と言われたら「1+6」「2+5」「3+4」とすぐ出るように、これを10まで、ついでに引き算の場合まで覚えたらとりあえずはエンドレスモード序盤で躓くことはなくなると思います。
ターゲットが50以上になると盤面に「7」や「8」といった大きな数字が頻出し始めるため、より一層計算力が求められますが、基本的に盤面に出現する数字は1桁のため「ターゲットの数±9の範囲内に計算結果がなる九九」を瞬時に思い浮かべて盤面の数字と照らし合わせて正解を導くことができれば楽になると思います。(ターゲットが60の場合、51〜69の範囲が答えになる1桁×1桁の組み合わせを思い浮かべる。)
余裕ができたら15くらいまでの2桁×1桁、慣れてきたらもっと広げて...と、数に慣れていくゲームです。算数なので。数遊びなので。
あとは「奇数+奇数=偶数」「偶数+奇数=奇数」といった法則だったり…あとそれ以上に配信でも解説の方が言っていた素数も大事だったり……

長々と書いてしまい、そしてうまく言葉で説明できずわかりにくいことになってしまいましたが備忘録だし、いいよね!
というわけで今回はこの辺りで!