のんびりごった煮っ記

のんびり雑多にやってま~す

バリアフリー住宅探し、難しい〜私にとってのバリアフリー〜

梅雨明けしたと思ったら雨続きに逆戻り。ジリジリとした暑さよりはまだマシと思いつつも気分が乗らない、そんな日々を過ごす私です。

さて、今回はいろいろな事情から引っ越しを視野に入れる事になり、自分に合ったバリアフリー住宅を探してみた話をしようと思います。

まずバリアフリーについて。
みなさんはバリアフリーというと何を思い浮かべるでしょうか?スロープがついているとか段差が無いとか…

バリアフリーとは、

対象者である障がい者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す。

-バリアフリー - Wikipedia より引用

つまり、ざっくりいうと障害者や高齢者含め、誰にとっても使いやすいものや状態、というわけです。しかし「障害者」と一括りにしていることもありバリアフリー対応!と謳っていても誰にとってのバリアフリーになるのか、不透明になります。

というか今回私がバリアフリー住宅を探す上でこの問題にぶつかりました。

私は電動車椅子で生活しているため、やや広いスペースが必要になる他、ヘルパー利用もするため可能であれば部屋数も多少は欲しい所。欲張りではありますが(笑)
賃貸希望ですがそもそもバリアフリー住宅自体があるのかな?って気持ちもあり「バリアフリー住宅」と視野を広くしてみました。

と、いうわけで地元のバリアフリー住宅を探してみた所……
バリアフリー対応!メゾネットタイプの2階居室部分バリアフリー!」
……うん、確かにバリアフリーだ。でも、でもね、玄関から2階の居室までは階段を登る必要があるんだ。
でも確かにバリアフリー。足腰の弱い高齢者や活発な子どもにとっては普段生活する居室部分が広く、段差が無いことは大きい。昨今では部屋と部屋の間の段差に躓いて転倒、骨折や怪我なんて話もよく聞くし。でも、私にとってのバリアフリーとは違うんだ。

それ以降も調べ続けてみましたが、玄関口の幅が狭いことや、玄関から居室への廊下が直角90°で車いすで曲がりきれない。。。私にとって、とても惜しい物件ばかり…でも、でも!広義ではバリアフリーなんだ…!!

そもそも電動車椅子の大きさで居室まで入れる物件自体がないのかも……ちょっと挫けてしまいましたが現実は現実。さーてこれからどうすればいいのかなーって所ではありますが…それこそ地元に拘らず県外も視野に広く大きくいこうかな?

今回は「住宅探し」、物理的な障壁という面にフォーカスを当ててみましたが、実は少し外に目を向けると「バリアフリーってなんだろう?」と首を傾げることがままあります。
スロープあります!バリアフリー対応!というカフェに行ってみたらスロープがついてはいるけど店内が狭過ぎて無理とか…内心バリアフリーじゃないじゃん!という気持ちもありますが、私にとってのバリアフリーではないだけで、ある人にとってはバリアフリーなのだろう。そう思います。
(バリアフリーの意味自体「対象となる障害者を含む高齢者」であるためこの例ももちろんバリアフリーです。)

バリアフリーの段階化…というか透明化ができればな、なんては思いました。最終的には「誰にとっても使いやすい」バリアフリー化がすすむことを望みますが現実的ではないのもまた事実。
であれば、利用する側が「自分にとってはどうなのか、大丈夫なのか」の判断材料になる情報を確認できれば「行ってみたらダメだった!」なんて悲しい事は起きなくなるのかもしれません。